服などの衣類にメッセージやイラストをプリントすると、他の人と被ることがないオリジナルの服を制作できます。
ネットでプリントサービスを利用することもできますが、なんとなく費用が割高になることは多いものです。
そんな人に朗報です!100均で購入できるアイテムを使ってDIYのプリントができることはご存知ですか?ここでは、100均アイテムを上手く活用してオリジナルの印刷をする方法をご紹介しましょう。
DIYで可能な印刷方法には何がある?
服へのオリジナルプリントには、いろいろな制作方法があります。
その中には、DIYではどうしても難しい方法もありますが、シルクスクリーンという制作方法なら、DIYでもプリントが可能です。
シルクスクリーンはどんなプリント方法?
シルクスクリーンプリントとは、一言で言うと版画のような印刷方法です。
メッシュで作られている版の上からインクを置き、版の下に置いた服にインクを浸透させるという制作方法となります。
印刷したい部分はメッシュでインクを浸透することができ、印刷したくない部分は穴をふさぐことで色が入りません。
自宅でオリジナルプリントをしてみよう!
100均ショップで販売されているアイテムだけを使って服にオリジナルプリントを施す際には、いくつかのアイテムが必要です。
ご紹介しましょう。
大きめのウッドフレーム
プリントする際に服がよれたりズレたりするのを防ぐために使用するもので、もしも自宅に刺繍の枠やコルクボードなどがあれば、それで代用できます。
大きさは、プリントしたいイラストや文字よりも大きいことが条件になるほか、インクを伸ばすためのゴムベラが作業できるスペースが十分に確保できる大きさが必要です。
衣類印刷用のインク
衣類に使用可能な専用のインクが必要です。
100均ショップに販売されている絵具を使いますが、絵の具でも布地に対応したインクを選びましょう。
高品質の絵具になると、1本1色当たり100円以上するアイテムもあります。
なお、100均ショップで販売されている絵具の場合には、絵具だけでプリントをする事はできないため、絵具と混ぜるためのシルクスクリーンメディウムというアイテムも必要です。
布地対応したインクのそばに販売されていることが多いので、チェックしてみてください。
メッシュの生地
100均ショップでは取り扱っていない可能性が高いアイテムで、取扱っている場合でも100円以上するものが多いです。
手芸店に行けば確実に入手できるので、もしも100均に置かれていなければ近所の手芸店に行ってみてください。
メッシュの生地は、版の役割りをします。
1色ごとに1枚が必要となるため、複数色で印刷しようと考えている人は、十分な枚数を確保できる大きさを選びましょう。
生地によってメッシュの細かさが異なりますが、60‾80メッシュぐらいがおすすめです。
シールタイプのカッティングシート
100均ショップで購入できるアイテムで、インクを塗る際に必要となるシートです。
ピッタリの大きさよりは少し大きめの方が、周りへのインク汚れを抑えられるという点でおすすめです。
インクを伸ばすためのゴムベラ
ゴムベラは、100均ショップで販売されているお掃除用のものを使っても良いですし、キッチン用を使ってもOKです。
布地に接触する幅ができるだけ広めのものがおすすめで、色ごとにゴムベラを使い分けることも可能です。
イラストを準備しよう
DIYで服にプリントする際には、最初は少しぐらい失敗しでも気づかれにくい小さめのイラストから始めるのがおすすめです。
サイズが大きいと、粗が目立ちやすくなってしまうので、胸元にワンポイントぐらいのサイズからスタートし、練習を重ねながらサイズアップを図るのが良いでしょう。
イラストの代わりに文字でもOKですが、文字の場合にはサイズが小さすぎるとインクがにじんだりして読みづらくなるリスクがあるため、大きめサイズの方が安心です。
オリジナルプリントの制作手順は?
DIYでも簡単にできるシルクスクリーンの印刷方法は、手順を理解すればそれほど難しい制作方法ではありません。
何回か練習することによってテクニックをマスターできるので、まずは古着や捨てる直前の衣類や布を使って練習してみてください。
ここでは、制作手順をご紹介しましょう。
1.カッティングシートにイラストを描く
まず最初に、準備したカッティングシートにイラスト、または文字を書いていきます。
この時、カッティングシートの表側ではなくて裏側に書いてください。
裏側に書くことによって、仕上がりでイラストや文字が反転してしまうことを防止できます。
2.複数の色で印刷するならイラストをコピーしよう
描いたイラストは、そのまま版として使います。
そのため、複数の色で印刷をする場合には、描いたイラストをコピーすることで、使用する色の数と同じ数のイラストが必要となります。
何度も手書きで書くよりも、コピー機を使ってコピーするのがおすすめです。
3.カッティングシートからイラストを切り取る
イラストを、カッティングシートから切り取ります。
細かいカーブにも対応できるようなカッティング用のカッターを使うと良いでしょう。
切り取る際には、色を付けたい部分を切り取ります。
複数色を使う場合には、それぞれ色を付けたい部分を考えたうえで切り取っていきましょう。
テーブルや机の上に直接シートを置いてカッターを使うと、家具に傷をつけてしまうかもしれません。
100均ショップで販売されているカッティングボードなどを使えば、力を入れても家具に傷がつく心配がないので安心です。
4.版を準備する
写真フレームの枠や刺繍の枠を準備し、そこにメッシュの生地を貼ることによって版を用意します。
刺繍の枠は最初から枠のみなので問題ありませんが、写真フレームを使う場合には、内側のガラスやプラスチックの部分は使いません。
枠のみを使います。
DIYプリントで1色のみの印刷なら、必要な版は1つだけです。
しかし複数色でのプリントなら、使用する色の数だけ準備しましょう。
5.メッシュ生地にカッティングシートを貼り付ける
メッシュ生地の上に、切り取ったカッティングシートを貼り付けます。
カッティングシートとして販売されているアイテムを購入した人は、シート自身がシールのようになっていてはがして貼ることができますが、そうではない紙にイラストを描いた場合には、ボンドなどでイラストをメッシュ生地に貼り付けましょう。
ずれないように固定することが大切です。
6.インクを乗せる
プリントしたい部分に版を乗せ、上からインクを乗せてゴムベラで伸ばします。
インクはたっぷり使う事、そして細かい部分にも色が載るように全体にインクを伸ばすのが失敗しないポイントです。
7.乾くまで待つ
インクが乾くまで、自然乾燥で待ちましょう。
乾いたら熱でインクを固定させるためにアイロンがけをして、作業は終了です。
アイロンをかけないとインクの固定度合いが弱くなるため、洗濯したら色が落ちやすくなります。
注意してください。
単色ならDIYでも簡単にオリジナル服が作れる
服へのオリジナルプリント制作は、単色で小さめのイラストなら初心者でも簡単にできます。
何回も経験を積むと、複数色にも挑戦したくなりますし、細かいデザインなど凝ったイラストや文字にも挑戦してくなるかもしれません。
まずは基本を押さえましょう。
web上にイラスト・写真・ロゴなどの画像をアップロードして配置したりスタンプ・テキストを入れるだけで簡単に作成できるので、デザインが苦手な方でも簡単作成!
個人利用はもちろん、プレゼントや記念品、チームグッズ、ノベルティ、同人グッズ、物販・販売用としても多くの方にご利用いただいております。
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